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「転送量無制限」は本当に無制限か — 上限の書き方が分かれる27社を分析

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公式サイトで確認済み

情報ソース

  • 当サイト掲載データ(各サービス公式サイトで確認した情報)
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転送量(データ転送量・帯域)は、サイトが表示されるたびに消費される「通信の量」です。当サイトが公式確認した67社のうち、転送量の記載がある27社を横断集計したところ、表記の仕方が大きく2つに分かれることが分かりました(2026年7月時点の確認内容)。

27社は「無制限」と「数値上限」に分かれる

該当特徴
無制限と表記18社国内の共用サーバーに多い
数値・訪問数の上限を明示9社マネージドWordPress系に多い

残りの40社は当サイトで転送量の記載を確認できていないため、集計から除いています。

無制限型: 国内共用サーバーの主流

エックスサーバーをはじめ、国内の主要な共用サーバーは転送量無制限を掲げています。個人ブログや中小規模のサイトであれば、転送量を気にする場面はほとんどありません。

ただし「無制限」は無条件という意味ではありません。共用サーバーは1台のサーバーを複数の利用者で共有する仕組みのため、特定の利用者が過度な負荷をかけると制限がかかる場合があります。バリューサーバーはこの点を明示しており、掲載データにも「共用のため高負荷時は制限の場合あり」と記載しています。

バリューサーバー(掲載データ)
転送量上限目安300GB/月・300万PV/月(共用のため高負荷時は制限の場合あり)

数値の目安を示すサービスもあります。ラッコサーバーは6TB/月(目安)、Zenlogicは2TB/月と公式に示しています。目安が書いてあるほうが、むしろ運用の見通しは立てやすいとも言えます。

ラッコサーバー(掲載データ)
転送量上限6TB/月(目安)

数値上限型: マネージドWordPress系は「訪問数」で課金

ここが国内の共用サーバーと決定的に違う点です。海外のマネージドWordPressホスティングは、転送量だけでなく月間訪問数で上限を設けています。

  • Kinsta(Starter): CDN 125GB/月を含む
  • WP Engine(Essential): 帯域75GB/月・月間訪問数25,000の目安上限
  • Flywheel(Starter): 帯域50GB/月・月間訪問数25,000の上限
  • Pressable(Signature 1): 月間訪問数30,000の目安上限(超過は従量課金)
  • Rocket.net(Starter): 帯域50GB/月

帯域50GB/月と6TB/月では100倍以上の開きがあります。同じ「レンタルサーバー」という言葉でも、想定している使い方がまったく違うということです。

マネージドWordPress系は「アクセス数に応じて料金が上がる」モデルであり、アクセスが増えるほどコストが上がります。一方、国内の共用サーバーは定額で無制限を掲げるモデルです。アクセスが伸びたときにどちらが有利かは、伸び方によって変わります(アクセスが増えたらサーバーはどうする)。

自分に必要な転送量の目安

転送量は「1ページの重さ × 表示回数」でおおよそ決まります。

  • 1ページ2MB程度のブログで、月10万PV → 約200GB/月
  • 画像を最適化して1ページ0.5MBなら、同じPVでも約50GB/月

つまり画像を軽くするだけで転送量は数分の1になります。上限が気になる場合、プランを上げる前に画像の最適化を検討するほうが費用対効果は高くなります(WordPressが重い・遅いときの対処)。

個人ブログの多くは月数十GB以内に収まるため、国内の共用サーバーを選ぶ限り転送量が問題になることはまれです。むしろ確認すべきは、バックアップやサポートなど実際に差が出る項目です。

転送量を超えるとどうなりますか?

サービスによります。表示速度が制限される、追加料金が発生する(Pressableは超過分が従量課金)、上位プランへの変更を案内される、などの対応があります。上限が明示されているサービスでは、超過時の扱いもあわせて確認してください。

「無制限」なら何をしてもよいのですか?

いいえ。共用サーバーは他の利用者と資源を分け合う仕組みのため、極端な負荷をかける使い方には制限がかかる場合があります。動画配信や大容量ファイルの配布など、通常のWebサイトと異なる使い方を予定している場合は、利用規約を確認してください。

自分の転送量はどこで確認できますか?

多くのサーバーは管理画面で日別・月別の転送量を確認できます。契約後はまず実測値を見て、上限に対してどの程度の余裕があるかを把握しておくと安心です。

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