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ネットショップを作るサーバーの選び方 — その前に「サーバーが要るか」を確認する

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ネットショップを始めるとき、多くの場合レンタルサーバーは必要ありません。サーバー比較サイトとして正直に書きますが、まずここを確認してから先に進んでください。

ステップ1: そもそもサーバーが要るかを判断する

ネットショップの作り方は大きく2つに分かれます。

方式サーバー向いている場合
ASP・ショップ作成サービス(BASE・Shopify・カラーミーなど)不要まず売ってみたい/運用の手間を減らしたい
自分で構築(WooCommerce・EC-CUBEなど)必要デザインや機能を自由に作りたい/月額を抑えて規模を出したい

ASPは月額固定または売上に応じた手数料で、決済・セキュリティ・障害対応を事業者側が持ちます。個人や小規模な立ち上げでは、こちらが現実的なことが多いです。

一方、自分で構築する場合は自由度が上がる代わりに、サーバーの管理・更新・セキュリティ・障害対応が自分の責任になります。注文データと顧客情報を預かる以上、通常のブログより責任は重くなります。

以下は「自分で構築する」と決めた場合の話です。

ステップ2: WooCommerceかEC-CUBEか

自分で構築する場合、代表的な選択肢は2つです。

  • WooCommerce: WordPressのプラグイン。WordPressが動くサーバーならほぼどこでも使えます。既存のWordPressサイトに追加できるのが強み
  • EC-CUBE: 日本製のEC専用CMS。日本の商習慣に合った機能を備え、カスタマイズ事例も多い

当サイトが確認した範囲では、EC-CUBEの簡単インストールに対応しているのは次のサービスです。

  • エックスサーバー(EC-CUBE・Movable Type・Drupal・concrete5など)
  • シンレンタルサーバー(EC-CUBE・PukiWiki・concrete5など)
  • ロリポップ!(EC-CUBE・baserCMS)
  • Winserver(EC-CUBE 簡単インストール対応)
  • 使えるねっと(EC-CUBEなど人気アプリに対応)

簡単インストールがなくても手動で導入できますが、動作要件(PHPのバージョンやデータベース)を満たすかは事前に確認してください。

エックスサーバー(掲載データ)
他CMS簡単インストールEC-CUBE・Movable Type・Drupal・concrete5など
データベース数無制限(MySQL/MariaDB)
対応PHPバージョンPHP 5/7/8系

ステップ3: サーバー側で確認する5点

ブログ用のサーバー選びとは、重視する点が変わります。

1. バックアップ(最優先)

ブログなら記事が消えるだけですが、ECサイトでは注文データと顧客情報が消えます。復旧できないと営業上の問題に直結するため、バックアップの条件は最優先で確認してください。

当サイトの集計では国内主要は14日分が標準で、最下位プランでは対象外・有料になるサービスもあります(バックアップを49社分析)。ECサイトで最安プランを選ぶ場合は特に注意が必要です。

2. 稼働率とサポート

サイトが止まっている間は売上が発生しません。稼働率は99.9%で年間約8.8時間、99.99%で年間約53分の停止許容時間に相当します(稼働率の分析)。

トラブル時に連絡できる窓口も重要です。日本語で電話できるのは平日日中が中心で、24時間365日の電話対応は法人向けに限られます(電話サポートの分析)。

3. SSL(必須)

決済や個人情報を扱う以上、常時SSL化は必須です。多くのサーバーが無料SSLに対応しているため、これ自体で差はつきにくい項目です(SSL化とは)。

4. メールの到達性

注文確認メールが届かないのは、ECサイトでは致命的です。共用IPでの送信は迷惑メール判定を受けることがあるため、固定IP(専用IP)の有無が判断材料になります。カゴヤ・ジャパンは全プランで固定IPアドレス1個を無料付与しています(独自ドメインメールの作り方)。

カゴヤ・ジャパン(掲載データ)
電話サポート あり
独自IPアドレス固定IPアドレス1個無料

5. リソースと拡張性

商品数やアクセスが増えると負荷が上がります。共用サーバーで始めて、規模に応じて上位プランや別の形態へ移る流れが一般的です(アクセスが増えたらサーバーはどうする)。

決済は自前で持たない

クレジットカード情報を自社サーバーで保持するのは避けてください。決済代行サービスを使い、カード情報は決済事業者側で扱う形が一般的です。自前で保持すると、求められるセキュリティ水準と責任が大きく変わります。

整理

  • まず売ってみたい・手間を減らしたい → ASP(サーバー不要)
  • WordPressで作りたい → WooCommerce。WordPressが快適に動く共用サーバーで始められます
  • 日本向けの本格的なEC → EC-CUBE。簡単インストール対応のサーバーだと導入が楽です
  • 法人で信頼性を重視 → SLA・24時間サポート・固定IPを備えた法人向けサーバー
月額500円のサーバーでもECサイトは作れますか?

技術的には可能ですが、バックアップが対象外・有料の格安プランが多い点に注意してください。注文データを扱うサイトでバックアップがない構成は避けるべきです。月額を抑えるなら、バックアップが標準で付くプランを選んでください。

ASPと自作、結局どちらが安いですか?

規模によります。売上が小さいうちは手数料型のASPが有利で、売上が伸びると固定費型の自作が有利になる場合があります。ただし自作は運用工数と障害時の責任が自分に乗るため、金額だけでは比較できません。

WooCommerceは重いと聞きますが大丈夫ですか?

商品数やプラグイン構成によります。共用サーバーでも小〜中規模なら運用されていますが、負荷が上がってきたら上位プランや別形態への移行を検討してください。表示速度はサーバーだけでなくテーマや画像の最適化にも左右されます。

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