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更新で4倍になるサーバーがある — 料金の但し書き77社を読んで分かったこと

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公式サイトで確認済み

情報ソース

  • 当サイト掲載データ(各サービス公式サイトで確認した情報)
更新履歴(1件)
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比較表に並ぶ月額料金は、その値段がいつまで続くのかを教えてくれません。契約して1年後、同じ金額とは限らないのです。

当サイトのデータベースで料金の但し書きを確認できた77社を読み込んだところ、更新時の扱いに大きな差がありました(2026年8月時点の確認内容)。

集計結果:更新で値上がりする記載は18社、国内は0社

内容社数
料金の但し書きを確認できた77社
うち更新料金に言及している22社(国内1・海外21)
うち更新後の価格や扱いを記載18社(国内0・海外18)

更新後の扱いを記載していた18社は、すべて海外サービスでした。そしてその大半が、初回より高い金額を提示しています(例外として、Web Hosting Canadaは通常価格C$9.99に対し更新時C$6.99と、更新のほうが低い記載でした)。

国内サービスでは、更新後の価格に触れている会社が見当たりませんでした。ただしこれは「国内は値上がりしない」という意味ではありません。後述するとおり、国内にも初回割引はあります。 違うのは、値上がりの有無ではなく事前に金額が分かるかどうかです。

差が大きい例

具体的な数字が公表されていたものを挙げます。

サービス初回更新時倍率
IONOS(上位Plus)US$1US$14約14倍
SiteGround(StartUp)US$3.99US$17.99約4.5倍
Hostinger(Premium)月あたり299円1,299円約4.3倍
InMotion Hosting(Launch)割引価格US$14.99
GreenGeeks(Lite)割引価格US$13.95
PlanetHoster(The World)割引価格€19.99
GoDaddy(エコノミー)初回1年割引1,799円

IONOSの上位プランは初回US$1、更新US$14。94%割引という表示のとおり、初年度と2年目でまったく別の商品になります。

Hostingerの299円という月額も、48ヶ月契約を一括14,352円で払った場合の月あたり換算です。更新時は1,299円/月と公表されています。

比較表で「299円」と「990円」を並べて安いほうを選ぶと、2年目に逆転することがあるわけです。

もっと問題なのは「金額が書いていない」ケース

値上がりすること以上に厄介なのが、更新後の金額が公表されていないパターンです。

Bluehost、ChemiCloud、HostArmada、HostPapaの4社は、いずれも「更新時は通常料金に戻る」とだけ記載しており、具体額は契約画面で確認する必要がありました

つまり、比較検討の段階では2年目以降にいくら払うのかが分からないということです。これでは総額の試算ができません。

契約前に総額を出したいなら、最低でも2年分、できれば3年分で比べるべきです。初年度だけの比較は、実質的に意味を持ちません。

国内はどうなっているか

国内サービスにも初回割引は存在します。データ上、次のような記載がありました。

  • エックスサーバー — 初回契約時の割引キャンペーンを頻繁に実施(時期により価格が変動)
  • mixhost — 表示は初回契約時の割引適用価格
  • シンレンタルサーバー — 割引キャンペーンを頻繁に実施

国内も初回が安いという構造は同じです。 違うのは、多くの会社が契約期間別の価格を公表している点にあります。当サイトのデータでは、国内37社のうち22社が12ヶ月・36ヶ月といった期間別の月額を掲載していました。

期間別の定価が分かっていれば、キャンペーンが終わった後にいくらになるのかを事前に見積もれます。「更新後がいくらか分からない」という状態にはなりにくいわけです。

契約期間による価格差そのものは契約期間で月額はどう変わるかで詳しく扱っています。

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例外:更新でも同額と明記している会社

18社の中で目立ったのが、KnownHostの「更新時はUS$8.95/月(価格差が比較的小さい)」という記載です。値上がりはするものの、幅を抑えています。

国内ではABLENET VPSが「L0は初回・更新とも554円/月」と明記していました。同社のWindowsプランは初回1,587円・更新2,208円と差があるため、同じ会社の中でもプランによって扱いが違うことが分かります。

こうした明示があると、長期の総額が計算できます。「更新後も同額」と書いてあるかどうかは、それ自体が選定材料になります。

海外サービスには為替もある

もうひとつ、海外サービス特有の要素があります。多くが米ドル・ユーロ・ポンド建てである点です。

当サイトのデータでも、海外勢の大半に「日本円の月額は為替により変動するため数値比較からは除外」という注記が付いています。契約時に安く見えても、円安が進めば支払額は増えます。

初回割引による見かけの安さと、為替変動。海外サービスを検討するなら、この2つを両方織り込んで判断してください。海外勢の注意点は海外レンタルサーバーは日本で使えるかにまとめています。

契約前に確認する4点

  1. 表示価格は何ヶ月契約のものか — 48ヶ月一括の月額換算であることは珍しくありません
  2. 更新時の金額はいくらか — 書いていなければ契約画面まで進んで確認する
  3. 2〜3年の総額で比べたか — 初年度だけの比較は意味を持ちません
  4. 初期費用は別途かかるか初期費用の比較も併せて確認を

このうち2番が最重要です。ここを確認せずに契約すると、更新のタイミングで想定外の請求が来ます。更新時のトラブルについては更新を忘れるとどうなるかも参考にしてください。

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よくある質問

表示されている月額は、ずっとその価格ですか?

保証されません。当サイトが確認した77社の料金注記のうち、18社が更新後の価格や扱いを記載しており、その多くが初回より高い金額でした。とくに海外サービスでは初回大幅割引が一般的です。契約期間と更新後の価格を必ず確認してください。

なぜ海外サービスばかり値上がりするのですか?

海外では初回を大幅に割り引いて獲得し、更新で通常価格に戻す販売手法が一般的だからです。国内にも初回割引はありますが、契約期間別の定価を公表している会社が多く、更新後の金額を事前に見積もりやすい違いがあります。

更新価格が書いていない場合はどうすればいいですか?

契約画面まで進んで確認してください。Bluehost・ChemiCloud・HostArmada・HostPapaのように「通常料金に戻る」とだけ書き、具体額は契約画面で示す会社があります。金額が確認できないまま契約すると、総額の試算ができません。

長期契約したほうが得ですか?

月あたりの単価は下がることが多く、更新回数も減らせます。ただし途中解約時に返金されない場合があるため、サイトを続ける見込みと合わせて判断してください。契約期間ごとの価格差は別記事で扱っています。

為替の影響はどれくらいありますか?

外貨建てのサービスでは、円安が進むと支払額が増えます。当サイトでも海外勢の日本円月額は変動するため価格軸の数値比較から除外しています。初回割引の安さだけでなく、為替リスクも織り込んで判断してください。

まとめ

77社の料金注記を読んで分かったのは、表示価格の意味が各社でまったく違うということです。

更新後の価格や扱いを記載していたのは18社で、すべて海外サービス。その多くが初回より高く、IONOSの上位プランは約14倍、SiteGroundは約4.5倍、Hostingerは約4.3倍という差がありました。

ただし本当の問題は、値上がりそのものではありません。更新後の金額が事前に分からない会社があることです。比較検討の段階で2年目の費用が読めないなら、それは比較になっていません。

サーバーを選ぶときは、初年度の月額ではなく、2〜3年の総額で並べてください。

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